162 はじめに
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サスペンドスタッキングモード用の初期化
システムの初期化が完了すると、スタックのファームウェアバージョンが一致していな
い場合、マスタースイッチはサスペンドスタッキングモードに入ります。このモードで
は、設定ファイル情報によって初期化されるのはマスタースイッチだけです。メンバー
スイッチはいずれも初期化されません。このため、メンバースイッチはすべて非稼動
モードのままとなります(すべてのポートがデフォルトで無効に)。
CLI/ Telnet/ Web インタフェース
CLI / WEB / SNMP を使用して、マスタースイッチに保存されているファームウェアをメン
バースイッチと同期化できます。
スイッチの挿入と取り外し
現在のスタックでは、電源を落とさずにスイッチの着脱ができます。トポロジが変化す
るとスタックの再構成が行われるため、ネットワーク全体が影響を受ける場合がありま
す。マスタースイッチをスタックから取り外したのでなければ、マスタースイッチが新
たに選びなおされることはありません。スタックの再構成には、スイッチ 12 台のスタッ
クで最大 2 分かかります。小さいスタックの場合は、これよりも短い時間で済みます。
スタンドアロンスイッチとして使用される場合
スイッチがスタッキング用に有効化されたスタッキングパートナーをポートで検出でき
ない場合、そのスイッチはスタンドアロンスイッチとして動作します。スタッキング
パートナーが検出された場合、スイッチは必ずスタッキングモードで動作します。
スタック ID 番号の再割り当て
スイッチに対するスタック ID の割り当ては手動で行うことができます。スイッチに割り
当てることができるスタック ID は、スタック内の別のスイッチに割り当てられていない
ID に限ります。新しいスタック ID に関して保存されていた設定情報はすべて、そのス
タック ID を取るスイッチに適用されます。