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チーミングの設定
チーミング機能を使用すると、使用できるネットワーク アダプタをチームとして機能するグループにまとめる
ことができます。チーミングは、仮想LAN（単一のアダプタとして機能する複数のアダプタのグループ）を作
成する方法です。この方法の
利点は、負荷分散とフェールオーバーを実現できることです。チーミングは、
Broadcom Advanced Server Programソフトウェアを通じて実行します。
注記：
メンバーが異なる速度で接続されているチーム環境での負荷分散アルゴリズムは、しきい値に達
するまで、Gigabit E
thernetリンクで接続されているメンバを低速リンク（100Mbpsまたは10Mbps）に
接続されているメンバより優先します。これは正常な動作です。
注記：
チームのすべてのメンバでサポートされ、設定されている場合、チームのためにLarge Send Offload
（LSO）およびChecksum Offloadプロパティが自動的に有効になります。
負荷分散チームの種類
以下の各項で、4種類の負荷分散チームについて説明します。
Smart Load Balancing and Failover
この種類のチームでは、すべての負荷分散メンバーが故障した場合（フェールオーバー イベント）、スタンバ
イ メンバがトラフィックを処理します。スタンバイ メンバが引き継ぐ前に、すべての負荷分散メンバが故障す
る必要があります。1つまたは複数の負荷分散メンバが復元されると（フォールバック）、復元されたチーム
メンバがトラフィックの処理を再開します。LiveLink機能は、この種類のチームだけにサポートされています。
Link Aggregation（802.3ad）
この種類のチームでは、特定のチームに参加するように選択されたネットワーク アダプタをダイナミックに
構成できます。リンク パ
ートナーがIEEE 802.3adリンク構成用に正しく構成されていない場合、エラーが検
出され、通知されます。チーム内のすべてのアダプタが、同じMACアドレスからパケットを受信するよ
うに設定されます。アウトバンド負荷分散スキームは、BASPドライバが決定します。インバンド パケッ
ト用の負荷分散スキー
ムは、チームのリンク パートナーが決定します。このモードでは、リンク パート
ナーの少なくとも片方がアクティブ モードにある必要があります。
Generic Trunking（FEC/GEC）/802.3ad-Draft Static
この種類のチームは、チーム内のすべてのアダプタが同じMACアドレスからパケットを受信するように設定
される必要がある点で、リンク集束と非常に似ています。このモードは、LACP（Link Aggregation Control
Protocol）やマーカー プロトコル サポートを提供していません。このモードは、リンク パートナーが独自
のトランキング メカニズムをサポートするように静的に設定される様々な環境をサポートしています。
トランキングは、アウトバンド トラフィックとインバンド トラフィックの両方で負荷分散とフェールオー
バーをサポートしています。
SLB（Auto
-Fallback Disable）
このチームは、Smart Load Balancing and Failoverと同一です。ただし、スタンバイ メンバがアクティブで、プ
ライマリ メンバがオンラインに復帰した場合、チームはプライマリ メンバに切り替えずにスタンバイ メンバ
を使用し続けます
。この種類のチームは、ネットワーク ケーブルがネットワーク アダプタから切断され、再
接続される状況だけでサポートされています。アダプタがデバイス管理またはホットプラグ対応PCI経由で
取り外されたり、取り付けられたりする状況ではサポートされていません。
チーミング プロト
コルの詳細については、『Broadcom NetXtreme 57XX User Guide』の「Teaming」を参
照してください。
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NICチーミング