HP (Hewlett-Packard) DL100 G2 Server User Manual


 
図17 別のボリュームに保存されるシャドウ コピー
シャドウ コピーを別のボリュームに保存する主な利点は、管理のしやすさとパフォーマンスです。コピー元
のボリュームにあるシャドウ コピーは、継続的に監視される必要があり、ファイル共有のために作成された
領域を使用できます。制限を高く設定しすぎるとストレージ容量を占有することになり、制限を低く設定しす
ぎた場合、シャドウ コピーがすぐに消去されてしまうか、まったく作成されないことがあります。別のボ
リュームにシャドウ コピーを保存することにより、通常、制限を高めに設定したり、[無制限]に設定したりで
きます。キャッシュ ファイルの位置を変更する手順については、オンライン ヘルプを参照してください。
注意:
別のボリュームL:に存在するデータが消失すると、シャドウ コピーは復元できません。
シャドウ コピーの有効化と作成
ボリューム上でシャドウ コピーを有効にすると、自動的に次の操作が行われます。
選択したボリュームのシャドウ コピーを作成します。
シャドウ コピーの最大ストレージ容量を設定します。
平日の午前7時から正午までにシャドウ コピーを作成するスケジュールを設定します。
注記:
シャドウ コピーを作成すると、ボリュームのコピーが1つだけ作成され、スケジュールは作成されません。
注記:
1つ目のシャドウ コピーが作成された後は、移動できません。シャドウ コピーを有効にする前に、[プロ
パティ(Properties)]でキャッシュ ファイルの場所を変更することによって、キャッシュ ファイルを移動で
きます。「シャドウ コピーのプロパティの表示」(65ページ)を参照してください。
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ファイル サーバの管理