HP (Hewlett-Packard) DL100 G2 Server User Manual


 
がある場合、そのボリュームが単一の固有パーティションにマップされている限り、関連するディスクとパー
ティションもフォーカスを持ちます。これ以外の場合は、ディスクとパーティションのフォーカスは失われます。
表10 一般的なDiskPartコマンド
コマンド
説明
add disk
フォーカスのあるシンプル ボ
リュームを、指定されたディスクにミラー化します。
assign
フォーカスのあるボリュームにドライブ文字またはマウント ポイントを割
り当てます。
convert basic
空のダイナミック ディスクをベーシック ディスクに変換します。
convert dynamic
ベーシック ディスクをダイナミック ディスクに変換します。そのディスクの既存
のパーティションはすべてシンプル ボリュームになります。
create volume simple
シンプル ボリュームを作成します。ボリュームを作成すると、フォーカスは自
動的に新しいボリュームに移動します。
exit
DiskPartコマンド インタープリタを終了します。
help
使用できるコマンドの一覧を表示します。
list disk
ディスクの一覧とディスクに関する情報を表示します。ディスクに関する情報
は、ディスクのサイズ、使用可能な空き領域の量、ディスクがベーシックであ
るかダイナミックであるか、ディスクが使用しているのがマスタ ブート レコー
(MBR)であるかGUIDパーティション テーブルであるかなどがあります。アスタ
リスク(*)のマークが付いたディスクにフォーカスがあります。
list partition
現在のディスクのパーティション テーブルに含まれるパーティションを一覧表示
します。ダイナミック ディスクでは、これらのパーティションはディスク上のダイ
ナミック ボリュームと対応していないことがあります。この違いは、ダイナミック
ディスクが、システム ボリュームまたはブート ボリューム(ディスク上にそれら
が存在する場合)に関するエントリをパーティション テーブルに格納することが
原因です。ダイナミック ディスクは、ダイナミック ボリュームが使用する容量を
予約するために、ディスクの残りを占有するパーティションも保持しています。
list volu
me
すべてのディスク
上のベーシック ボリュームとダイナミック ボリュームの
一覧を表示しま
す。
rem
スクリプトにコメントを追加できるようにします。
retain
既存のダイナミック シンプル ボリュームをブート ボリュームまたはシステ
ボリュームとして使用するために準備します。
select d
isk
指定したディス
クを選択し、そのディスクにフォーカスを移動します。
DiskPartの使用例
以下の例には、ストレージ サーバ上でボリュームを構成する方法を示します。
コマンド ウィンドウで、以下のように入力してください。
c:\>diskpart
DISKPART>Rescan
DISKPART>select disk 2
DISKPART>convert dynamic
DISKPART>REM Create a simple volume
DISKPART>create volume simple size=4000
DISKPART> REM Assign drive letter F: to the volume
DISKPART>assign letter=F
DISKPART>list vol
HP ProLiant DL100 G2ストレージ サーバ 管理者ガイド
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