第 5 章
ViewStation FX/VS4000 ユーザーガイド 206 www.polycom.com
コントロール モード: コントロール モードでは、
RS-232 ポートに接続したデバイス ( たとえば、PC)
がリモート制御 API を使用して、ViewStation FX ま
たは VS4000 を制御できます。ドキュメンテーション
CD に含まれている ViewStation FX と VS4000 リモコ
ン API 文書を参照してください。
パススルー モード: Pass-Thru Mode ( パススルー
モード ) では、両方のエンドポイントの RS-232 ポー
トの操作モードは、各エンドポイントのポート設定に
よります。以下のようにして、2 つの操作状況が生じ
ます。
• パススルー モードからパススルー : モード両方の
エンドポイントが [ パススルー モード ] に設定さ
れています。
• パススルー モードから制御モード : こちら側が [
パススルー モード ] に設定されており、相手側が
[ 制御モード ] に設定されています。
以下では、操作モードの詳細について説明します。
パススルー モードからパススルー モード : パスス
ルー モードに設定された2つのステーションは、基
本的には各外部接続デバイス間のヌルモードとして機
能します。これらの 2 つのステーションは、2 つの
ViewStation FXs、または2つの VS4000s、または1つ
の ViewStation FX と1つの VS4000 であることがで
きます。 RS-232 ポートは H.320 テレビ通話を通した
データ チャネルとして使用できます。 こちら側の
ViewStation FX または VS4000 ステーションの
RS-232 ポートから受信したデータは、相手側エンド
ポイントへの通話を通過してから、エンドポイントの
RS-232 ポートに送信されます。同じように、相手側
エンドポイントからのデータは、こちら側の
ViewStation FX (H.320 通話を通じて ) に送信してか
ら、こちら側 RS-232 ポートに送信されます。
データ チャネル速度は動的に割り当てられます。最
大データ フロー レートは、通話の帯域幅に基づいて
います。
データ スループットは画像スループットに優先する
ので、画像帯域幅がデータ要件のサポートに制限され
ている場合もあります。