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メモリ
DellPrecision™Workstation690ユーザーズガイド
4 GB 以上の構成のメモリアドレス指定(32 ビット OS のみ)
完全バッファ型 DIMM(FBD)メモリの概要
メモリの取り付け(メモリライザーカードなし)
メモリライザーカードのないメモリの取り付け
メモリライザーカードのないメモリの取り外し
メモリの取り付け(オプションのメモリライザーカードあり)
オプションのメモリライザーカードのあるメモリの取り付け
メモリの取り外し(オプションのメモリライザーカードあり)
お使いのコンピュータは、完全バッファ型 ECC DDR2 メモリのみに対応しています。 お使いのコンピュータでサポートされているメモリの種類については、「仕様」 を参照してください。
4 GB 以上の構成のメモリアドレス指定(32 ビット オペレーティングシステムのみ)
このコンピュータは、メモリライザーが取り付けられていない場合、最大 32 GB(4 GB の完全バッファ型 DIMM×8)のメモリをサポートします。 メモリライザーが取り付けられている場合は、最大 64
GB(4 GB の完全バッファ型 DIMM×16)のメモリをサポートします。 Microsoft®Windows®XP など、現在の 32 ビットオペレーティングシステムでは、アドレス空間を最大で 4 GB までしか使
用することができません。ただし、オペレーティングシステムで利用可能なメモリ容量は、取り付けられているメモリより少なくなります。 コンピュータ内の一部の部品は、4 GB の範囲のアドレス空間を必
要とします。 このような部品に確保されるアドレス空間は、コンピュータメモリが使用することはできません。
メモリアドレススペースを必要とするコンポーネントは次のとおりです。
l システム ROM
l APIC
l ネットワークコネクタおよび SCSI コントローラなどの内蔵 PCI デバイス
l PCI カード
l 拡張カード
l PCI Express カード(該当する場合)
システムの起動時に、BIOS はアドレススペースを必要とするコンポーネントを識別します。 BIOS は予約された必要なアドレススペースの容量を動的に計算して、 4 GB から予約済みのアドレススペ
ースを減算し、利用可能なメモリスペースの容量を決定します。
l 取り付けられたコンピュータメモリの総量が、利用可能なアドレススペースより少ない場合、取り付けられたすべてのコンピュータメモリは、オペレーティングシステムのみによって利用可能になり
ます。
l 取り付けられたコンピュータメモリの総量が、利用可能なアドレススペースと同じかそれより多い場合、取り付けられたコンピュータメモリの一部は、オペレーティングシステムでは使用できなくな
ります。
完全バッファ型 DIMM(FBD)メモリの概要
最適なパフォーマンスを実現するため、完全バッファ型 DIMM(FBD)は、同じものを 4 個のセットで取り付ける必要があります。 これにより、クワッドチャネルオペレーションが可能になり、最高のメモリ
帯域幅が実現されます。 4 個のセットは、サイズ、ランク、構成が同じである必要があります。 この情報は、FBD のラベルに記載されています。 たとえば、4 個のセットの各 FBD のラベルに、 「1G
2R x8」のように書かれている場合、「1G」はメモリモジュールのサイズ、「2R」はランク番号、「x8」は構成です。
注意: 新しいメモリモジュールを取り付ける前に、お使いのコンピュータ用の最新の BIOS をデルサポートウェブサイト support.jp.dell.com からダウンロードしてください。
メモ: デルからご購入されたメモリは、お使いのコンピュータの保証の対象になっています。
注意: メモリライザーに取り付けるメモリと 667 MHz の DIMM には、フルレングスヒートスプレッダ(FLHS)が必要です。