Dell dell power vault md series Computer Accessories User Manual


 
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SSD キャッシュの使用
SSD キャッシュ機能は、ソリッドステートディスク(SSD)物理ディスクを利用して、ストレージアレイ内
の読み取り専用パフォーマンスを向上させます。SSD 物理ディスクは論理的にグループ化されて、RAID コン
トローラモジュールメモリ内のプライマリキャッシュと共に使用するためのセカンダリキャッシュを提供し
ます。
SSD キャッシュを使用すると、アプリケーションのスループットと応答時間が向上し、さまざまな負荷、特
に高 IOP 負荷において、持続性のあるパフォーマンス向上を実現します。
SSD キャッシュの機能
データは、ホストの読み取り後に DRAM に保存され、ユーザー指定のベース仮想ディスクからコピーされ、
2 つの内蔵 RAID 仮想ディスク(RAID コントローラモジュールに 1 つずつ)に保存されます。これらの仮想デ
ィスクは、SSD キャッシュの初期セットアップ時に自動的に作成されます。いずれの仮想ディスクも読み書
き操作ではアクセスできず、MD Storage Manager インタフェースに表示されたり、このインタフェースで管
理したりできません。
SSD キャッシュに対するデータの移動では、単純な仮想ディスク I/O メカニズムが使用されます。
SSD キャッシュにデータを保存すると、ベース仮想ディスクに繰り返しアクセスする必要がなくなります。
しかし、どちらの SSD キャッシュ仮想ディスクもストレージアレイでサポートされる仮想ディスクの数に悪
影響を及ぼします。
SSD キャッシュの利点
SSD キャッシュ機能の利点は、お使いのシステム設定およびネットワーク環境によって異なりますが、高機
SSD キャッシュの使用によって通常最も恩恵を受ける負荷は次のとおりです。
物理ディスクの I/O プロセス(IOP)によってパフォーマンスが制限される負荷。
物理ディスクへの書き込みと比べて非常に高い割合で物理ディスクの読み取りが行われるアプリケ
ーション。
物理ディスクの同じ領域、および / または隣接した領域に対して繰り返される読み取り。
アプリケーションによりアクセスされるデータの全体は、常に潜在的な SSD キャッシュ容量より少な
くなります。そのような状態であるかどうかを確認するには、キャッシュされる仮想ディスクの数と
サイズを確認することで、しばしば信頼できる見積もりを取得することができます。キャッシュされ
る仮想ディスクが多いほど、アプリケーションが SSD キャッシュ内に設定できる量よりも多いデータ
容量にアクセスする可能性が高くなります。
SSD キャッシュパラメーターの選択
SSD キャッシュの作成時には、お使いのアプリケーションに最適な I/O タイプを次の選択肢から選択できま
す。
ファイルシステム
データベース
ウェブサーバー
次のオプションもあります。
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