• シン仮想ディスクのセグメントサイズは変更できません。
• シン仮想ディスクの先読み整合性チェックは有効化できません。
• シン仮想ディスクは、仮想ディスクコピー内のターゲット仮想ディスクとして機能できません。
• シン仮想ディスクはスナップショット(レガシー)動作で使用できません。
• シン仮想ディスクはリモートレプリケーション(レガシー)動作で使用できません。
シンボリュームの属性
既存のディスクプールの空き容量からシン仮想ディスクを作成すると、ディスクの属性を手動で設定、また
は
MD Storage Manager を使用してデフォルトの属性を割り当てることができます。次の手動属性を使用で
きます。
• 希望する容量 — 仮想ディスクの初期物理容量(MB、GB、または TB)を設定します。ディスクプー
ルの希望する容量は、4 GB 単位で割り当てられます。4 GB の倍数ではない容量を指定すると、MD
Storage Manager は 4 GB の倍数を割り当て、残りを未使用容量として割り当てます。4 GB の倍数では
ない領域が存在する場合、その容量はシン仮想ディスクのサイズ増加に使用できます。シン仮想ディ
スクのサイズを増加させるには、ストレージ → 仮想ディスク → 容量の追加 を選択します。
• リポジトリ拡張ポリシー — 自動 または 手動 のいずれかを選択して、MD Storage Manager が物理容量
のしきい値を自動的に拡張する必要があるかどうかを指示します。自動 を選択した場合、自動容量拡
張をトリガする 最大拡張容量 値を入力します。MD Storage Manager は、指定した容量に達するまで 4
GB 単位で希望する容量を拡張します。手動 を選択した場合、自動拡張は行われません。警告しきい
値 の割合に達すると、アラートが表示されます。
• 警告しきい値 — 消費容量が指定した割合に達すると、MD Storage Manager は E-メールまたは SNMP
アラートを送信します。
シン仮想ディスクの状態
MD Storage Manager には、次の仮想ディスクの状態が表示されます。
• 最適 — 仮想ディスクは正常に動作しています。
• 満杯 — シン仮想ディスクの物理容量が一杯で、これ以上のホストの書き込み要求を処理できません。
• しきい値超過 — シン仮想ディスクの物理容量が指定した 警告しきい値 の割合以上になっています。
ストレージアレイのステータスは 要注意 と示されます。
• 失敗 — 仮想ディスクが失敗し、読み取り操作または書き込み操作に使用できません。ストレージア
レイのステータスは 要注意 と示されます。
比較 — 仮想ディスクのタイプとコピーサービス
コピーサービスの可用性は、使用する仮想ディスクのタイプによって異なります。
次の表に、各タイプの仮想ディスクでサポートされるコピーサービス機能を示します。
コピーサービス機能 ディスクグループの標準仮想
ディスク
ディスクプールの標準仮
想ディスク
シン仮想ディスク
スナップショット(レガ
シー)
対応 非対応 非対応
スナップショットイメ
ージ
対応 対応 対応
スナップショット仮想
ディスク
対応 対応 対応
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