リモートレプリケーション(レガシー)のアクティブ化
メモ: リモートレプリケーション(レガシー)機能をご注文いただいた場合は、Dell PowerVault MD Series
ストレージアレイにプレミアム機能アクティベーションカードが同梱されています。この機能をイン
ストールして有効にするには、カード上の指示に従ってください。
プレミアム機能アクティベーションカード上の手順に従ってリモートレプリケーション(レガシー)機能の
インストールを終えたら、ウィザードベースのプロセスを使用してこの機能をアクティブにする必要があり
ます。アクティベーションの一環として、次のアクションが行われます。
• ユーザーが指定するディスクグループまたはストレージアレイ上の既存の容量を使用して、2 つのレ
プリケーションリポジトリ仮想ディスクが作成されます。
• 各 RAID コントローラ上で最も番号の大きいファイバチャネルホストポート(ポート 3)を現在使用し
ているすべてのホストは、ログアウトされます。
• 各 RAID コントローラ上で最も番号の大きいファイバチャネルホストポート(ポート 3)は、レプリケ
ーションデータ送信用に予約されます。
• リモートレプリケーションプレミアム機能がアクティブになっている場合は、各 RAID コントローラ
上で最も番号の大きいファイバチャネルホストポート(ポート 3)を直接ホストアクセスに使用する
ことはできません。このポートに対するホスト通信の試行はすべて拒否されます。
• レプリケーションに予約されたファイバチャネルポート間の通信には、ファブリック内でファイバチ
ャネルスイッチのゾーニングが確立されている必要があります。「
必要なスイッチゾーニング設定」
を参照してください。
• 仮想ディスクのレプリケーションペアを確立するには、まず、レプリケーションに参加している各ス
トレージアレイでリモートレプリケーション(レガシー)プレミアム機能をアクティブにする必要が
あります。
レプリケーションリポジトリ仮想ディスク
ストレージアレイでのリモートレプリケーション(レガシー)プレミアム機能の使用には、ストレージアレ
イ上のディスクグループの 1 つに、レプリケーションリポジトリ仮想ディスクが 2 つ作成されていることが
必要です。RAID コントローラモジュールは、これらの仮想ディスクにレプリケーション情報を保存します。
RAID コントローラモジュールのリセットおよびストレージアレイの誤ったシャットダウンから回復するた
めに使用される不完全なリモート書き込みの情報が含まれます。
レプリケーションリポジトリ仮想ディスクに関するその他の情報には、次があります。
• レプリケーションリポジトリ仮想ディスクをディスクグループ上の未設定の空き容量から作成する
か、ストレージアレイ上の未設定の空き容量から新しいディスクグループとそのメンバーのレプリケ
ーションリポジトリ仮想ディスクを作成するかを指定します。
メモ: レプリケーションリポジトリ仮想ディスクを含むディスクグループを削除するには、リモ
ートレプリケーションプレミアム機能を無効にする必要があります。
• レプリケーションリポジトリ仮想ディスクのデフォルト名は、Replication Repository 1 および
Replication Repository 2 です。これらの名前を変更することはできません。
• アクティブ化プロセスは、同じ容量を持つレプリケーションリポジトリ仮想ディスクを作成します。
デュアル
RAID コントローラモジュールストレージアレイで、それぞれのレプリケーションリポジト
リ仮想ディスクのデフォルト容量は、コントローラごとに 128 MB です(RAID グループで合計 256 MB
が必要)。このデフォルト容量は修正できません。
レプリケーションリポジトリ仮想ディスクの RAID レベル
レプリケーションリポジトリ仮想ディスクをストレージアレイ上の未設定の空き容量から作成する場合は、
RAID 1/10、RAID 5、または RAID 6 のディスクグループの RAID レベルを選択できます。ただし、レプリケーシ
ョンリポジトリ仮想ディスクを既存のディスクグループから作成する場合は、RAID レベルをユーザーが設定
することはできません。
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