スナップショットリポジトリ仮想ディスクがいっぱいであることを示す警告を受け取った場合は、MD
Storage Manager でスナップショットリポジトリ仮想ディスクを拡張できます。詳細な手順については、「ス
ナップショットリポジトリの容量」を参照してください。
空き容量の使用
標準仮想ディスクまたはスナップショットリポジトリ仮想ディスクのディスクグループにある空き容量を使
用して、仮想ディスクの容量を増加させることができます。
ストレージおよびコピーサービス タブに表示される総未設定容量ノードは、定義されたディスクグループの
未割り当て容量の連続した領域です。仮想ディスクの容量を増加する場合は、空き容量の一部またはすべて
を使用して最終的に必要な容量を実現できます。仮想ディスク容量の増加処理中は、選択された仮想ディス
クのデータにアクセスできます。
未設定容量の使用
ディスクグループに既存の空き容量が存在しない場合、未設定容量を使用して、標準仮想ディスクまたはス
ナップショットリポジトリ仮想ディスクの容量を増やすことができます。容量の増加は、未設定容量を未割
り当て物理ディスクの形式で、標準仮想ディスクまたはスナップショットリポジトリ仮想ディスクのディス
クグループに追加することによって実施します。「
ディスクグループの拡張」を参照してください。
詳細については、オンラインヘルプのトピックを参照してください。
ディスクグループのマイグレーション
ディスクグループのマイグレーションでは、ディスクグループをエクスポートし、次にそれを別のストレー
ジアレイにインポートすることによって、ディスクグループをマイグレートできます。また、ディスクグル
ープをエクスポートして、オフラインでデータを保存することもできます。
ディスクグループをエクスポートする際は、すべての物理ディスクがオフラインになります。確実にエクス
ポートを成功させるために、マイグレートしているディスクグループに含まれない物理ディスクが、ストレ
ージアレイに少なくとも
2 つ存在する必要があります。
エクスポートされたディスクグループを新しいストレージアレイにマイグレートする際に、半数以上の物理
ディスクがグループに存在しない場合は、そのインポートは失敗します。たとえば、
2 ディスク RAID 1 構成
で両方の物理ディスクが、または 4 ディスク RAID 10 構成で 3 つの物理ディスク(各ディスクペアから 1 つず
つ)が存在する必要があります。
ディスクグループのエクスポート
ディスクグループのエクスポート操作によって、ディスクグループ内の物理ディスクの削除が準備されます。
オフラインストレージの物理ディスクを削除したり、ディスクグループを別のストレージアレイにインポー
トしたりできます。ディスクグループのエクスポート操作が完了したら、すべての物理ディスクがオフライ
ンになります。関連する仮想ディスクまたは空き容量ノードは、
MD Storage Manager に表示されなくなりま
す。
エクスポートできないコンポーネント
ディスクグループのエクスポート作業を完了する前に、エクスポートできない設定を削除または消去する必
要があります。以下の設定を削除または消去します。
•
永続的な予約
•
ホスト対仮想ディスクのマッピング
•
仮想ディスクのコピーペア
•
スナップショット仮想ディスクとスナップショットリポジトリ仮想ディスク
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