Dell dell power vault md series Computer Accessories User Manual


 
メモ: データ整合性保護を確保するために、次の手順を使用して MD Series ストレージアレイに接続され
ている Linux ホストサーバーを再起動します。
Linux ホストサーバーの再起動に関するベストプラクティス
Device Mapper Multipath MD Series ストレージアレイを使用して Linux ホストサーバーを再起動する際は、
下記の手順に従うことをお勧めします。
1. サーバーにマウントされている Device Mapper Multipath デバイスノードをすべてアンマウントします。
# umount <マウントされているマルチパスデバイスノード>
2. Device Mapper Multipath サービスを停止します。# /etc/init.d/multipathd stop
3. Device Mapper Multipath マップのリストをフラッシュして、古い、または変更されたマッピングをすべて
削除します。# multipath –F
メモ: ブートオペレーティングシステムドライブには、Device Mapper Multipath テーブルを伴うエン
トリが存在する場合があります。このエントリは、multipath –F コマンドの影響を受けません。
4. ホストサーバーからストレージアレイへのすべての iSCSI セッションからログアウトします。#
iscsiadm –m node --logout
特別なパーティションに関する重要情報
Device Mapper MD Series ストレージアレイで使用する際は、すべての物理ディスクがディスクデバイスノ
ードに割り当てられます。これには、Access Disk または Universal Xport デバイスと呼ばれる、ストレージア
レイの帯域内管理に使用される特別なデバイスタイプが含まれます。
注意: 特定のコマンド(lsscsi など)によって、Universal Xport デバイスの 1 つ、または複数のインス
タンスが表示されます。これらのデバイスノードは、どのような方法でもアクセス、マウント、または
使用しないでください。そうした場合、ストレージアレイへの通信が失われたり、ストレージアレイに
重大な損傷を生じたり、アクセスできないアレイにデータが保存されたりする可能性があります。
上記の手順を使用して作成されたマルチパスデバイスノードおよびパーティションノードのみがマウントさ
れるか、ホストシステムまたはそのユーザーによって任意の方法でアクセスを受ける必要があります。
7. 便利な Device Mapper コマンド
コマンド 説明
multipath –h
使用状況を表示します。
multipath –ll
すべての使用可能な情報(sysfsDeice Mapper、パスチェッカーなど)を
使用して、現在のマルチパストポロジを表示します。
multipath
簡素化された出力でマルチパスデバイスを再集合させます。
multipath –f
<multipath_dev_node>
指定したマルチパスデバイスの Device Mapper をフラッシュします。下
層の物理デバイスが削除またはアンマップされた場合に使用します。
multipath –F
使用されていないマルチパスデバイスのマップをすべてフラッシュしま
す。
rescan_dm_devs
デルではスクリプトを提供しています。ホスト SCSI バスの再スキャン
を強制して、必要に応じてマルチパスデバイスを集合させます。このコ
マンドは次の場合に使用します。
LUN が動的にホストにマップされる。
新しいターゲットがホストに追加される。
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