• スナップショットスケジュールは、ストレージアレイの設定データベースに保管されています。スケ
ジュールされたスナップショット操作を実行するのに、Management Station が実行中である必要はあ
りません。
• スナップショットスケジュールは、スナップショット仮想ディスクが最初に作成された時に作成する
か、または既存のスナップショット仮想ディスクに追加することができます。
シンプルパスを使用したスナップショット仮想ディスクの作
成
ソース仮想ディスクのディスクグループに必要な空き容量がある場合は、シンプルパスを選択してスナップ
ショット仮想ディスクを作成できます。スナップショットリポジトリ仮想ディスクには、8 MB 以上の空き容
量が必要です。スナップショットリポジトリ仮想ディスクの宛先は、ディスクグループ内で使用できる空き
容量に基づいて決定されます。ソース仮想ディスクのディスクグループで使用できる空き容量が 8 MB に満
たない場合は、スナップショット仮想ディスクの作成機能によってデフォルトで詳細パスが設定されます。
詳細パスオプションでは、スナップショットリポジトリ仮想ディスクを別のディスクグループに入れるか、
ストレージアレイ上の未設定の容量を使用して新規のディスクグループを作成できます。詳細については、
「
詳細パスを使用したスナップショット仮想ディスクの作成」を参照してください。
シンプルパスについて
シンプルパスを使用する場合は、次の項目を指定できます。
• スナップショット仮想ディスク名 — スナップショット仮想ディスクを、対応するスナップショット
リポジトリ仮想ディスクとソース仮想ディスクに関連付けるのに役立つユーザー指定の名前。
• スナップショットリポジトリ仮想ディスク名 — スナップショットリポジトリ仮想ディスクを、対応
するスナップショット仮想ディスクとソース仮想ディスクに関連付けるのに役立つユーザー指定の
名前。
• スナップショットリポジトリ仮想ディスク容量 — スナップショットリポジトリ仮想ディスク容量
は、ソース仮想ディスク容量の割合として表されます。許可される最大割合は 120 % です。
シンプルパスを使用した場合、スナップショット仮想ディスクのその他のパラメーターについては、次のデ
フォルト値が使用されます。
• 容量の割り当て — スナップショットリポジトリ仮想ディスクは、ソース仮想ディスクと同じディス
クグループ上の空き容量を使用して作成されます。
• ホスト対仮想ディスクのマッピング — デフォルト設定は 今すぐマップ です。
• 容量の使用率 — スナップショットリポジトリ仮想ディスクが指定されたリポジトリの容量の使用率
レベルに達すると、イベントが メジャーイベントログ(MEL)に記録されます。デフォルトスナップ
ショットリポジトリの容量の使用率レベルは、ソース仮想ディスクの 50 % です。
• スナップショットリポジトリ仮想ディスクがいっぱいになったときの動作 — スナップショットリポ
ジトリ仮想ディスクがいっぱいになったときの動作として、ソース仮想ディスクへの書き込みを禁止
するか、スナップショット仮想ディスクの使用を禁止するかを選択できます。
シンプルパスを使用してスナップショットを作成するためのホストサーバーの準
備
• Microsoft Windows クラスタ化構成でスナップショット仮想ディスクプレミアム機能を使用する前に、
まずスナップショット仮想ディスクを、ソース仮想ディスクがあるクラスタノードにマップする必要
があります。これにより、クラスタノードはスナップショット仮想ディスクを正しく認識できるよう
になります。
•
スナップショット有効化プロセスが完了する前に、スナップショット仮想ディスクをソース仮想ディ
スクがないノードにマップすると、オペレーティングシステムがスナップショット仮想ディスクを誤
認する可能性があります。これは、同様にソース仮想ディスク上のデータロスやアクセスできないス
ナップショットにつながる可能性があります。
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