メモ: プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスクが再同期化すると、通信喪失後にプライマリ仮
想ディスク上で変更されたデータだけがセカンダリ仮想ディスクに転送されます。
注意: プライマリストレージアレイとセカンダリストレージアレイ間で再同期化が開始した後で通信が
喪失した場合は、データ損失の可能性に留意してください。新しいデータが、セカンダリ仮想ディスク
上の古いデータと混在して、災害回復時にデータが使用できなくなる可能性があります。
同期化優先度と同期化方法の変更
同期化優先度は、システムパフォーマンスに対して、リモートレプリケーションのプライマリおよびセカン
ダリ仮想ディスクに割り当てられている処理時間とリソースの量を定義します。リモートレプリケーション
の同期化優先度を増やすと、システムパフォーマンスが低下する場合があります。同期化優先度はいつでも
リセットできます。
同期化優先度は、次の操作に影響する可能性があります。
• コピーバックの実行
• 仮想ディスクの拡張(VDE)の実行
• 仮想ディスクの再構築
• 仮想ディスクの初期化
• 仮想ディスクのセグメントサイズの変更
• ディスクグループのデフラグ
• ディスクグループへの空き容量の追加
• ディスクグループの RAID レベルの変更
既存のリモートレプリケーションの同期化優先度および同期化方法を変更するには、次の手順を実行します。
1. レプリケーションされたペアのプライマリ仮想ディスクを含むストレージアレイの AMW で、ストレー
ジおよびコピーサービス タブを右クリックします。
2. 変更 → 同期化の設定 を選択します。
同期化設定の変更 ダイアログが表示されます。
3.
レプリケーションされたペアのテーブルで、変更するプライマリ仮想ディスクおよびリモート仮想ディ
スクを選択します。すべての仮想ディスクを選択するには、すべて選択 をクリックします。
4. 同期化優先度の選択 スライドバーで、レプリケーションされたペアの同期化優先度を選択します。
5.
手動または自動再同期化を選択します。
– 自動 — 再同期化は、非同期のレプリケーションされた仮想ディスク間の通信が回復した後、た
だちに開始されます。
– 手動 — 非同期のレプリケーションされた仮想ディスク間の通信が回復するたびに、レプリケー
ションされたペアを手動で再同期化する必要があります。
6. OK をクリックします。
同期化設定の変更 ダイアログが表示されます。
7. 同期化設定の変更 ダイアログで、はい をクリックします。
同期化優先度の変更 - 進捗 バーに、非同期の進捗が表示されます。
8. OK をクリックします。
非同期の仮想ディスク
プライマリおよびセカンダリ仮想ディスクの間の通信が一時停止しているか、非同期であるかのいずれかで
あると考えられます。両方の仮想ディスクの間のこの通信が中断されると、次のようになります。
• レプリケーションされたペアのステータスが 非同期 に変わります。
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