作業を開始する前に
ターゲット仮想ディスクに関連付けられたスナップショット仮想ディスクが存在する場合、そのスナップシ
ョット仮想ディスクに対する仮想ディスクコピーはすべて失敗します。スナップショット仮想ディスクのソ
ース仮想ディスクを選択した場合、そのソース仮想ディスクをターゲット仮想ディスクとして選択するには、
まず、そのソース仮想ディスクに関連付けられたスナップショット仮想ディスクをすべて無効にする必要が
あります。そうしないと、ソース仮想ディスクをターゲット仮想ディスクとして使用することはできません。
仮想ディスクコピーはターゲット仮想ディスクのデータを上書きし、自動的にホストに対してターゲット仮
想ディスクを読み取り専用にします。
ステータスが進行中の仮想ディスクコピーが 8 個存在する場合、それ以降のすべての仮想ディスクコピーの
ステータスは、保留中 になります。この状態は、8 個の仮想ディスクコピーのうちの 1 つが完了するまで続
きます。
仮想ディスクコピーおよび変更操作
変更操作がソース仮想ディスクまたはターゲット仮想ディスク上で実行中であり、仮想ディスクコピーのス
テータスが
進行中、保留中、失敗しました の場合、仮想ディスクコピーは行われません。仮想ディスクコピ
ーが作成された後に変更操作がソース仮想ディスクまたはターゲット仮想ディスク上で実行中の場合、変更
操作は仮想ディスクコピーを開始する前に完了する必要があります。仮想ディスクコピーのステータスが
進行中 の場合、変更操作は行われません。
コピーの作成ウィザード
コピーの作成ウィザード では、次の手順を示します。
• 使用可能な仮想ディスクのリストでソース仮想ディスクを選択する
• 使用可能な仮想ディスクのリストでターゲット仮想ディスクを選択する
• 仮想ディスクコピーにコピーの優先度を設定する
ウィザードのダイアログを完了すると、仮想ディスクコピーが開始され、ソース仮想ディスクからデータが
読み取られてターゲット仮想ディスクに書き込まれます。
仮想ディスクコピーのステータスが進行中または保留中の間は、ソース仮想ディスクおよびターゲット仮想
ディスクに操作進行中アイコンが表示されます。
失敗した仮想ディスクコピー
仮想ディスクコピーは、次の状態が原因で失敗する可能性があります。
• ソース仮想ディスクからの読み取りエラー
• ターゲット仮想ディスクへの書き込みエラー
• ソース仮想ディスクまたはターゲット仮想ディスクに影響するストレージアレイでの障害
仮想ディスクコピーが失敗すると、重要なイベントがイベントログに記録され、要注意 アイコンが AMW に
表示されます。仮想ディスクコピーがこのステータスの間、ホストはソース仮想ディスクへの読み取り専用
アクセスが可能です。ターゲット仮想ディスクとの間の読み取り要求および書き込み要求は、
Recovery Guru
を使用して失敗が修正されるまで実行されません。
優先 RAID コントローラモジュール所有権
仮想ディスクコピー中に、同じ RAID コントローラモジュールにはソース仮想ディスクとターゲット仮想ディ
スクの両方が必要です。仮想ディスクコピーが開始したときに、両方の仮想ディスクが同じ優先 RAID コント
175