この例では、mpath6 デバイスには次の 2 つのパスがあります。
-- /dev/sdf at Host 1, Channel 0, Target 0, LUN 2
--/dev/sde at Host 0, Channel 0, Target 0, LUN 2
3.
次のコマンドを使用してマルチパスデバイスのマッピングをフラッシュします。
# multipath -f /dev/mapper/mapth_x
ここで mapth_x は削除するデバイスです。
4.
次のコマンドを使用して、このデバイスに関連するパスを削除します。
# echo 1 > /sys/block/sd_x/device/delete
ここで sd_x は multipath コマンドによって戻された SD ノード(ディスクデバイス)です。このデバ
イスに関連するすべてのパスに対してこのコマンドを繰り返します。例:
#echo 1 > /sys/block/sdf/device/delete
#echo 1 > /sys/block/sde/device/delete
5. c からマッピングを削除するか、必要に応じて LUN を削除します。
6. 別の LUN をマップする、またはボリューム容量を増加させるには、MD Storage Manager からこの処置を
実行します。
メモ: LUN の削除をテストしているだけの場合は、この手順で終了です。
7. 新規 LUN がマップされた、またはボリューム容量が変更された場合は、次のコマンド #
rescan_dm_devs を実行します。
制限付きマッピング
多くのホストは、1 つのストレージパーティションあたり最大 256 の LUN(0~255)をマップできます。ただ
し、マッピングの最大数は、オペレーティングシステムの変数、フェールオーバードライバの問題、および
潜在的なデータの問題のため、異なります。表にリストされたホストにはこれらのマッピングの制限があり
ます。
これらのオペレーティングシステムの制限を超える LUN に仮想ディスクをマップしようとすると、ホストは
仮想ディスクにアクセスできなくなります。
オペレーティングシステム
最大 LUN
Windows Server 2003 および Windows server 2008 255
Linux 255
LUN マッピング制限のあるホストタイプを使用する場合のガイドラインは、次のとおりです。
• 制限付きホストタイプによって設定された制限を超えるマッピングがストレージパーティションに
すでに存在する場合は、ホストアダプタポートを制限付きホストタイプに変更できません。
• 最大 256(0~255)の LUN にアクセスできるデフォルトグループが存在し、制限付きホストタイプが
デフォルトグループに追加される場合を考えてください。この場合、制限付きホストタイプに関連す
るホストは、LUN が制限内のデフォルトグループの仮想ディスクにアクセスできます。たとえば、デ
フォルトグループで 2 台の仮想ディスクが LUN 254 および 255 にマップされた場合、制限付きホストタ
イプのホストはこれら 2 台の仮想ディスクにアクセスできません。
•
デフォルトグループで制限付きホストタイプが割り当てられ、ストレージパーティションが無効な場
合は、合計 32 の LUN のみマップできます。作成された追加の仮想ディスクは、未定義のマッピング
領域に配置されます。これらのいずれかの未定義のマッピングに対して追加のマッピングが定義さ
れた場合は、追加マッピングの定義 ダイアログに LUN リストが表示され、追加 ボタンが利用不可に
なります。
• Windows ホストではデュアルマッピングは設定しないでください。
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