ホスト対仮想ディスクのマッピングの変更と削除
間違ったマッピングやストレージアレイの再構成などの複数の理由により、ホスト対仮想ディスクのマッピ
ングを変更または削除できます。ホストと仮想ディスクのマッピングの変更と削除は、ホストとホストグル
ープ両方に適用されます。
注意: データの損失を防ぐために、ホスト対仮想ディスクのマッピングを変更または削除する前に、仮想
ディスクへのデータアクセス(I/O)をすべて停止します。
ホストと仮想ディスクのマッピングを変更または削除するには、次の手順を実行します。
1. AMW で、ホストマッピング タブを選択します。
2.
定義されたマッピングペインで、次のいずれかの操作を実行します。
– 単一仮想ディスクを選択し、ホストマッピング → LUN マッピング → 変更 を選択します。
– 仮想ディスクを右クリックして、ポップアップメニューから 変更 を選択します。
3. ホストグループまたはホスト リストで、該当するホストグループまたはホストを選択します。
デフォルトで、ドロップダウンリストは現在のホストグループまたは選択された仮想ディスクに関連す
るホストを示します。
4. 論理ユニット番号 で、適切な LUN を選択します。
ドロップダウンリストは、選択された仮想ディスクに関連する現在利用可能な LUN のみを示します。
5. OK をクリックします。
メモ: 仮想ディスクに関連するホストアプリケーションをすべて停止し、お使いのオペレーティング
システムから仮想ディスクをアンマウントします(該当する場合)。
6. マッピングの変更 ダイアログで、はい をクリックして変更を確認します。
マッピングの有効性が検証され、マッピングが保存されます。定義されたマッピング ペインが更新さ
れ、新しいマッピングが反映されます。また、オブジェクトツリーが更新され、ホストグループまたは
ホストの変更が反映されます。
7. パスワードがストレージアレイで設定された場合は、パスワードの入力 ダイアログが表示されます。ス
トレージアレイの現在のパスワードを入力し、OK をクリックします。
8. Linux ホストを設定する場合は、ホストで rescan_dm_devs ユーティリティを実行し、必要に応じて仮想
ディスクを再マウントします。
メモ: このユーティリティは、MD Storage Manager インストール処理の一貫としてホストにインスト
ールされます。
9.
ホストアプリケーションを再起動します。
仮想ディスクのコントローラ所有権の変更
ホストに MD ストレージアレイへのシングルデータパスがある場合、仮想ディスクはホストの接続先のコン
トローラによって所有されている必要があります。このストレージアレイは
I/O 操作を開始する前および仮
想ディスクが作成された後に設定する必要があります。標準仮想ディスクまたはスナップショットリポジト
リ仮想ディスクの
RAID コントローラモジュールの所有権は変更できます。スナップショット仮想ディスク
は関連付けられたソース仮想ディスクの RAID コントローラモジュールの所有権を継承するため、RAID コン
トローラモジュールの所有権を直接変更することはできません。仮想ディスクの
RAID コントローラモジュ
ールの所有権を変更すると、仮想ディスクの優先 RAID コントローラモジュールの所有権が変更されます。
仮想ディスクコピー中に、同じ RAID コントローラモジュールにはソース仮想ディスクとターゲット仮想ディ
スクの両方が必要です。仮想ディスクコピーが開始した時に、両方の仮想ディスクが同じ優先 RAID コントロ
ーラモジュールを所有していないことがあります。このため、ターゲット仮想ディスクの所有権は自動的に
ソース稼働ディスクの優先 RAID コントローラモジュールに転送されます。仮想ディスクコピーが完了また
91