ローラモジュールを所有していない場合、ターゲット仮想ディスクの所有権は自動的にソース仮想ディスク
の優先 RAID コントローラモジュールに転送されます。仮想ディスクコピーが完了または停止した場合、ター
ゲット仮想ディスクの所有権はその優先 RAID コントローラモジュールに戻ります。仮想ディスクコピー中
にソース仮想ディスクの所有権が変更された場合、ターゲット仮想ディスクの所有権も変更されます。
障害の発生した RAID コントローラモジュール
次のすべての状態において仮想ディスクコピーを完了できるようにするには、RAID コントローラモジュール
の所有権を代替 RAID コントローラモジュールに手動で変更する必要があります。
• 仮想ディスクコピーのステータスが 実行中 である
• ソース仮想ディスクの優先 RAID コントローラモジュールで障害が発生する
• フェールオーバー時に所有権の移転が自動的に行われない
コピーマネージャ
コピーの作成ウィザード を使用して仮想ディスクコピーを作成した後、コピーマネージャ から仮想ディスク
コピーを監視できます。コピーマネージャ から、仮想ディスクコピーを再コピー、停止、または削除できま
す。また、コピー優先度やターゲット仮想ディスクの読み取り専用属性などの属性を変更できます。仮想デ
ィスクコピーのステータスを コピーマネージャ で表示することができます。また、仮想ディスクコピーに含
める仮想ディスクを決定したい場合は、コピーマネージャ またはストレージアレイプロファイルを使用でき
ます。
仮想ディスクのコピー
仮想ディスクのコピーは、コピーの作成ウィザードを使用して作成できます。仮想ディスクのコピーにより、
ターゲット仮想ディスクは自動的にホストに対して読み取り専用になります。ターゲット仮想ディスク上の
データを保持するには、この属性を有効のままにします。書き込み禁止エラーメッセージが表示されないよ
うにするため、仮想ディスクのコピーのステータスが
進行中 である間は、仮想ディスクのコピーに関与して
いるソース仮想ディスクへのアクセスを試みないでください。また、エラーメッセージが表示されないよう、
仮想ディスクのコピーが完了した後は、必ず、ターゲット仮想ディスクの読み取り専用属性を無効にしてく
ださい。
書き込み禁止エラーメッセージが表示されないようにするため、仮想ディスクのコピーのステータスが 進行
中 である間は、仮想ディスクのコピーに関与しているソース仮想ディスクへのアクセスを試みないでくださ
い。また、エラーメッセージが表示されないように、仮想ディスクのコピーが完了したら、ターゲット仮想
ディスクの読み取り専用属性を必ず無効にしてください。
注意: データアクセス損失の可能性 — 仮想ディスクコピーは、ターゲット仮想ディスク上のデータを上
書きします。
注意: 仮想ディスクのコピーが完了した後で、ターゲット仮想ディスク上のデータを保持しないことに決
めた場合は、ターゲット仮想ディスクの読み取り専用属性を無効にします。ターゲット仮想ディスクの
読み取り専用属性の有効化と無効化の詳細については、「仮想ディスクの読み取り / 書き込み許可」を参
照してください。
仮想ディスクをコピーするには、次の手順を実行します。
1. ソース仮想ディスクとターゲット仮想ディスクに対するすべての I/O 処理を停止します。
2.
ソース仮想ディスクとターゲット仮想ディスク上のすべてのファイルシステムをアンマウントします。
3. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。
4. 仮想ディスク 領域から、オンラインコピーに使用するソース仮想ディスクを選択します。
5. 選択したソース仮想ディスクを右クリックし、ポップアップメニューで 作成 → 仮想ディスクのコピー
を選択します。
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