Dell dell power vault md series Computer Accessories User Manual


 
RAID レベルは異なるパフォーマンスおよび保護を提供します。RAID レベルは、アプリケーション、アク
セス、フォールトトレランス、および保存しているデータのタイプに基づいて選択する必要があります。
ストレージアレイは RAID レベル 0156、および 10 をサポートします。ディスクグループで使用できる
物理ディスクの最大および最小数は、RAID レベルによって異なります。
RAID レべル 01、および 10 192
RAID 5 および 6 では 30 台。
RAID レベルの使用方法
最高のパフォーマンスを確保するためには、システムの物理ディスクを作成する際に最適な RAID レベルを選
択する必要があります。ディスクレベルに最適な RAID レベルは、次の要因によって異なります。
ディスクアレイ内の物理ディスクの数
ディスクアレイ内の物理ディスクの容量
データへの冗長アクセスの必要性(フォールトトレランス)
ディスクパフォーマンスの要件
RAID 0
注意: お使いのストレージアレイでプレミアム機能がアクティブな場合であっても、RAID 0 構成で物理デ
ィスクが 120 を超える仮想ディスクグループの作成を試みないでください。120 の物理ディスクの制限
を超えると、ストレージアレイが不安定になる可能性があります。
RAID 0 は、特にデータ冗長性が不要な環境で大規模なファイルに対して、ディスクストライピングを使用し
て高いデータスループットを実現します。RAID 0 では、データはセグメントにブレークダウンされ、各セグ
メントは個別の物理ディスクに書き込まれます。I/O 負荷を複数の物理ディスクに分散することにより、I/O
パフォーマンスが大幅に改善します。これにより、任意の RAID レベルで最高のパフォーマンスが実現します
が、RAID 0 にはデータ冗長性がありません。1 つの物理ディスクの障害はすべてのデータの損失を招くため、
このオプションは重要でないデータにのみ使用してください。RAID 0 アプリケーションの例には、ビデオ編
集、画像編集、アプリケーションのプリプレス、または高帯域幅が必要なアプリケーションが含まれます。
RAID 1
RAID 1 はディスクミラーリングを使用し、ある物理ディスクに書き込まれたデータが別の物理ディスクに同
時に書き込まれます。RAID 1 により、パフォーマンスが向上し、データ可用性が最大になりますが、ディス
クのオーバーヘッドも最大になります。RAID 1 は小規模なデータベースまたは大きな容量を必要としない他
のアプリケーション(たとえば、会計、給与計算、または財務アプリケーション)にお勧めします。RAID 1
は完全なデータ冗長性を提供します。
RAID 5
RAID 5 では、すべての物理ディスクにまたがってデータのパリティとストライピング(分散パリティ)が行
われ、特に小さなランダムアクセスを対象に高いデータスループットとデータの冗長性が実現します。RAID
5 は汎用性に優れた多用途の RAID レベルであり、通常の I/O サイズが小さく、ファイル、アプリケーション、
データベース、ウェブ、E-メール、ニュース、およびイントラネットサーバーなど読み取り処理の割合が高
いマルチユーザー環境に適しています。
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