• スナップショット有効化プロセスが完了する前に、スナップショット仮想ディスクをソース仮想ディ
スクがないノードにマップすると、オペレーティングシステムがスナップショット仮想ディスクを誤
認する可能性があります。これは、同様にソース仮想ディスク上のデータロスやアクセスできないス
ナップショットにつながる可能性があります。
• スナップショット仮想ディスクのセカンダリノードへのマッピングの詳細については、dell.com/
support/manuals で Microsoft Windows Server Failover Clusters 装備のストレージアレイのマニュアルを
参照してください。
スナップショットリポジトリ仮想ディスクの宛先は、ディスクグループ内の利用可能な空き容量に基づき決
定されます。スナップショットリポジトリ仮想ディスクには、最低
8 MB の空き容量が必要です。ソース仮想
ディスクのディスクグループに必要な量の空き容量がある場合、優先作成パス(シンプルまたは詳細)を選
択することができます。
ソース仮想ディスクのディスクグループに利用可能な 8 MB の空き容量がない場合、スナップショット仮想デ
ィスク作成機能は詳細パスをデフォルトにします。「詳細パスを使用したスナップショット仮想ディスクの
作成」を参照してください。
メモ: ソースディスクグループと別のディスクグループの両方に、ソース仮想ディスクの同時スナップシ
ョットを作成することもできます。
スナップショット仮想ディスクを作成する前に、以下の点に注意してください。
• 次のタイプの仮想ディスクは、有効なソース仮想ディスクではありません。
– スナップショットリポジトリ仮想ディスク
– スナップショット仮想ディスク
– 仮想ディスクのコピーに参加しているターゲット仮想ディスク
• 読み取り不能セクターを含む仮想ディスクのスナップショットは作成できません。
• スナップショット仮想ディスクを作成するためのホストオペレーティングシステムの要件を満たす
必要があります。ホストオペレーティングシステムの要件を満たさないと、仮想ディスクのコピーで
ソース仮想ディスクまたはターゲット仮想ディスクの正しいスナップショットが作成できなくなり
ます。
メモ: ソース仮想ディスクの新しいスナップショットを作成する前に、ソース仮想ディスクの正
しいスナップショットを取得できるように、ソース仮想ディスクに対するすべてのデータアクセ
ス(I/O)処理を停止するか、データ転送をサスペンドします。Windows Internet Explorer を含むす
べてのアプリケーションを終了して、すべての I/O 処理が停止されたことを確認します。
メモ: 関連付けられた仮想ディスクのドライブ文字を削除するか(Windows)、仮想ドライブをア
ンマウントする(Linux)ことによって、スナップショットとして安定したドライブのコピーを確
保できます。
スナップショット仮想ディスクを作成する前に、ホストサーバーが正しい状態である必要があります。ホス
トサーバーを準備するには次の手順を実行します。
1. ソースに対するすべての I/O 処理を停止します。
2. Windows システムを使用して、ソースに対するキャッシュをフラッシュします。ホストのプロンプトで、
SMrepassist -f <filename-identifier> を入力して、<Enter> を押します。詳細については、
「
SMrepassist ユーティリティ」を参照してください。
3. ソースのドライブ文字を削除するか(Windows の場合)、仮想ドライブをアンマウント(Linux の場合)
します。そうすることで、スナップショットとして安定したドライブのコピーを確保できます。
これを行わなかった場合、スナップショットの操作が正常に完了したと報告されますが、スナップショ
ットデータは正常に更新されません。
メモ: 仮想ディスクのステータスが最適または無効であることを確認するには、サマリ タブをクリ
ックし、次に ディスクグループ & 仮想ディスク をクリックします。
スナップショット仮想ディスクの作成ウィザード - はじめに ダイアログが表示されます。
4.
使用オペレーティングシステムの補足要件に従ってください。これらの要件に従わないと、使用不可能
なスナップショット仮想ディスクが作成される場合があります。
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