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システムインタフェース
仮想ディスクサービス
Microsoft 仮想ディスクサービス(VDS)は、Windows オペレーティングシステムのコンポーネントです。VDS
コンポーネントは、サードパーティベンダー固有のソフトウェアモジュール(プロバイダと呼ばれます)を
使用してサードパーティ製ストレージリソース(MD Series ストレージアレイなど)にアクセスし、設定を行
います。VDS コンポーネントは、ディスクと他のストレージハードウェアを管理する単一インタフェースを
提供するアプリケーションプログラミングインタフェース(API)セットを公開します。MD Series VDS
Provider により、Disk Manager を含む Windows ツールはストレージアレイ仮想ディスクにアクセスし、設定
を行えるようになります。
MD Series ストレージアレイ用の VDS Provider は MD シリーズリソース DVD に収録されています。VDS の詳
細については、microsoft.com をご覧ください。
ボリュームシャドウコピーサービス
Microsoft ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)は、Microsoft Windows オペレーティングシステムのコ
ンポーネントです。VSS コンポーネントは、サードパーティベンダー固有のソフトウェアモジュール(プロ
バイダと呼ばれます)を使用してサードパーティ製ストレージリソース(MD Series ストレージアレイなど)
で提供されたスナップショットおよびディスクコピー機能にアクセスし、それらを使用します。MD Series リ
ソースメディアに含まれる VSS コンポーネントと VSS Provider の組み合わせを使用すると、サードパーティ
および Windows のバックアップおよびスナップショットアプリケーションが MD Series ストレージアレイを
使用できるようになります。
メモ: VSS スナップショットのソース仮想ディスクとして使用する仮想ディスクの名前は、16 文字以下で
ある必要があります。
VSS ハードウェアプロバイダは、スナップショットおよびリポジトリ仮想ディスク名のプレフィックスとし
てソース仮想ディスク名を使用します。したがって、ソース仮想ディスク名が 16 文字を超える場合は、スナ
ップショットおよびリポジトリ名は長すぎることになります。
VSS はサービスに接続し、そのサービスを使用してストレージアレイのスナップショット仮想ディスクの作
成を調整します。VSS により開始されたスナップショット仮想ディスクは、リクエスタと呼ばれるバックア
ップツールを使用してトリガーできます。VSS Provider 設定ツールでは、次の設定オプションを使用できま
す。
• スナップショットリポジトリ仮想ディスクプロパティ — このセクションには、RAID レベル用のドロ
ップダウンリストと、スナップショットリポジトリ用のソース仮想ディスク容量の割合を入力するフ
ィールドが含まれます。
• スナップショットリポジトリ仮想ディスクの場所 — このセクションには、スナップショットリポジ
トリ仮想ディスクの場所に関する設定リストが含まれます。これらの設定は、状況が許す限り、常に
適用されます。
ストレージプロビジョニング用の Microsoft VSS インストーラサービスは、MD シリーズリソースメディアの
\windows\VDS_VSS ディレクトリから利用できます。
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