– 書き込みモードは、以前の選択によって同期化または非同期化になります。
– セカンダリ仮想ディスクは、書き込み整合または書き込み非整合になります。
– 再同期化方法は、手動または自動になります。
仮想ディスクの再同期化
リモートレプリケーションには、2 つの再同期化方法があります。
• 手動再同期化 — 「仮想ディスクの手動再同期化」を参照してください。
• 自動再同期化 — 「仮想ディスクの自動再同期化」を参照してください。
リモートレプリケーションにおける同期化と再同期化の詳細については、次の項を参照してください。
• 「通常どおりに同期化された仮想ディスク」
• 「非同期の仮想ディスク」
• 「同期化優先度および同期化方法の設定」
• 「同期化優先度と同期化方法の変更」
• 「仮想ディスクの再同期化」
リモートレプリケーションでは、特に仮想ディスクを再同期化した後、プライマリ仮想ディスクとセカンダ
リ仮想ディスクの間での通信の定期的なテストが必要な場合があります。通信のテストの詳細については、
「プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスク間の通信のテスト」に進みます。
通常どおりに同期化された仮想ディスク
通常どおりに同期化されたリモートレプリケーションで、RAID コントローラモジュール所有者はプライマリ
仮想ディスクからセカンダリ仮想ディスクへのデータ転送を管理します。通常のリモートレプリケーション
では、次のイベントが発生します。
• プライマリ仮想ディスクは、ホストからの書き込み要求を受信します。
• ストレージアレイ上の RAID コントローラモジュール所有者は、ストレージアレイのレプリケーショ
ンリポジトリ仮想ディスクへの書き込み操作に関する情報をログに記録します。
• RAID コントローラモジュール所有者は、プライマリ仮想ディスクにデータを書き込みます。
• RAID コントローラモジュール所有者は、セカンダリストレージアレイのセカンダリ仮想ディスクに対
するデータ転送操作を開始します。
プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスク間の通信は、サスペンドまたは非同期になることがあり
ます。プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスク間の通信が中断された場合、以下のようになりま
す。
• レプリケーションされたペアのステータスが 非同期化 に変わります。
• ストレージアレイに対して 要注意 ステータスが表示されます。
• データがプライマリ仮想ディスクに書き込まれます。
• プライマリ仮想ディスクへの書き込み要求がログに記録されます。
• RAID コントローラモジュール所有者は、書き込み要求を送信しているホストに I/O 完了メッセージを
送信します。ホストは書き込み要求をプライマリ仮想ディスクに引き続き送信できますが、セカンダ
リ仮想ディスクへのデータ転送は実行されません。セカンダリ仮想ディスクへの書き込みはサスペ
ンドされ、プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスク間の通信の回復が保留になります。
プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスク間の接続が回復すると、レプリケーションされたペアの
再同期化が可能になります。
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