が有効なスナップショット仮想ディスクの作成中のいずれかにおいて、関連付けられたリポジトリが自動的
に作成されます。デフォルトでは、各グループまたはスナップショットに対して 1 つの個別リポジトリ仮想
ディスクが作成されます。デフォルト設定を使用して総合リポジトリを自動的に作成したり、特定の容量設
定を定義してリポジトリを手動で作成することができます。
スナップショット仮想ディスクでは、スナップショットイメージに含まれたデータのコピーにホストがアク
セスできます。スナップショットイメージはホストが直接読み取りまたは書き込みできるものではなく、ベ
ース仮想ディスクから取得されたデータを保存するためにのみ使用されます。
整合性グループリポジトリ
整合性グループは、複数の仮想ディスクの同時スナップショットで構成されます。整合性グループに属する
それぞれの仮想ディスクは、メンバー仮想ディスクとも呼ばれます。仮想ディスクを整合性グループに追加
すると、システムはこのメンバー仮想ディスクに対応する新しいスナップショットグループを自動的に作成
します。グループ内のすべてのスナップショットイメージのデータを保存するためには、整合性グループの
メンバー仮想ディスクそれぞれに整合性グループリポジトリを作成する必要があります。
整合性グループスナップショットイメージは、複数のスナップショット仮想ディスクで構成されます。その
目的は、ホストに対して同じ時点で各メンバー仮想ディスクについて取得されたスナップショットイメージ
へのアクセスを提供することです。整合性グループスナップショットイメージはホストが直接読み取りまた
は書き込みできるものではなく、ベース仮想ディスクから取得されたデータを保存するためにのみ使用され
ます。スナップショット仮想ディスクは、読み取り専用または読み取り /書き込みのいずれかに指定できま
す。読み取り /書き込み整合性グループスナップショット仮想ディスクは、ホストアプリケーションによるベ
ース仮想ディスクへのその後の変更すべてを、参照されるスナップショットイメージに影響を及ぼすことな
く保存するために、各メンバー仮想ディスクのリポジトリを必要とします。各メンバーリポジトリは、整合
性グループスナップショット仮想ディスクの作成時に作成されます。
リポジトリ候補のランク付け
リポジトリを手動で作成する場合は、ベース仮想ディスク容量の割合を選択するか、スナップショットグル
ープ設定 ウィンドウで優先する容量を指定することにより、各メンバー仮想ディスクのリポジトリ候補をフ
ィルタリングできます。選択に基づいて、最適なリポジトリ候補が表示されます。表示されたリポジトリ候
補には、ディスクグループまたはディスクプールに存在する新規リポジトリ仮想ディスクと既存リポジトリ
仮想ディスクの両方が含まれます。
詳細については、オンラインヘルプのトピックを参照してください。
リモートレプリケーションでのスナップショット整合性グループの使用
仮想ディスクは複数の整合性グループに属することができますが、スナップショットイメージとリモートレ
プリケーションでは個別の整合性グループを作成する必要があります。
整合性グループを含むベース仮想ディスクの(レガシーではなく、非同期)リモートレプリケーションへの
追加により、リポジトリは最も古いスナップショットイメージを自動的にパージし、自動削除制限を整合性
グループの最大許容スナップショット制限に設定します。
さらに、スナップショット整合性グループとリモートレプリケーショングループの両方に属するすべてのメ
ンバー仮想ディスクは、同じリモートレプリケーショングループに属する必要があります。
スナップショットイメージの作成
スナップショットイメージは、関連付けられたベース仮想ディスクの内容のポイントインタイムでの論理イ
メージです。スナップショットイメージでは、お使いのストレージアレイの実稼働データの複数のコピーを、
完全なコピーと比べて非常に迅速に作成できます。スナップショットイメージ追跡ソースは、各スナップシ
ョットイメージが作成された時点から変更されます。次のストレージオブジェクトに対するスナップショッ
トイメージを作成できます。
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